むくみや冷え性がつらい。
下半身が重く感じる。
そんな方は「針の穴のポーズ」でお尻をストレッチし骨盤の歪みを調整してみましょう。
骨盤が歪むことで、体に多くの不調が生じてしまうため、針の穴のポーズの正しいやり方や注意点を理解し、健康的で引き締まった体を手に入れましょう!
目次
針の穴のポーズとは?
- 日本語名称:針の穴のポーズ
- 英語名称:Eye Of The Needle Pose
- サンスクリット語:スチランドラーサナ
針の穴のポーズは仰向けに寝転がり、片ひざを両手で抱え込むお尻をストレッチするヨガのポーズです。
お尻周りが軟らかくなると、冷え性改善にも繋がり足のむくみも取れやすくなります。
針の穴のポーズのメリット
針の穴のポーズは仰向けの状態で片ひざを立てもも裏を両手でつかみ胸側に引き寄せることにより、大臀筋がストレッチされます。
腰痛の予防や解消、むくみや冷え性にお悩みの方はぜひ試して欲しいヨガのポーズです。
他にも、お尻や脚を引き締めたり骨盤の位置を調整する効果も期待できます。
骨盤が歪むことにより様々な不調が現れるため、正しい位置にリセットすることはとても重要と言えます。
骨盤が歪むことで体に及ぼす影響
体の要である骨盤が歪んでしまうことで、体にはどのような影響が表れるのでしょうか。
歪んだことによって生じる体の不調について確認しておきましょう。
腰痛や肩こり
骨盤が歪んで体のバランスが崩れると、それを補おうとして特定の箇所に負荷がかかり、筋肉のこりや痛みが生じやすくなります。
肩こりは、首や背中周りの筋肉のコリやこわばることで起こります。
首や背中は普段、約5㎏の重さの頭を支えていますが、骨盤が歪むことで背骨がだんだん曲がっていきます。
背骨が曲がり、頭がどんどん前に傾いてしまうと、「これ以上頭が傾かないように」と首や肩周辺の筋肉が無理をして支えます。
筋肉を硬く縮こませて頭を引き留めようとする無理な筋肉の使い方により、肩こりとなります。
体がむくみやすくなる
骨盤に歪みが生じると、腰回りの筋肉に負担がかかり、筋肉が凝り固まることで血流が悪くなると言われています。
また、内臓を本来の位置で支えられず、下がりやすくなってしまい、水分代謝が鈍くなることでむくんだり便秘になったりと体に不調が現れます。
体のむくみの原因が分からない、むくみが良くならないと感じる人は、骨盤の歪みが関係しているかもしれません。
冷え性
冷えの原因は「脂肪が多いこと」「筋肉が少ない事」の二つはよく知られていますが、「骨盤の歪み」が冷えの原因になることをご存知でしたか。
実は、手足の冷えや体の冷えを感じる人にとっても、骨盤重要な部分です。
冷えで困っているという人には、骨盤が背骨の土台としてしっかりと機能していないことが影響していることも多いのです。
体の土台である骨盤が歪むことで、全身の骨格が歪み、骨盤や周囲の筋肉の緊張、血管、神経、リンパの循環が乱れます。
加えて、筋肉の緊張により、胃腸の動きが阻害されてしまうので、内臓の血流が滞ってしまいます。
体の深部温度が下がり、体の芯から冷えてしまう、手足などの末端が冷えてしまうのです。
針の穴のポーズのやり方
それでは骨盤の歪みに効果的な針の穴のポーズのやり方についてご紹介していきます
ゆっくり深い呼吸を意識して実践してみて下さい。
- 仰向けに横になり、両膝を立てます。
床にお腹を沈めるイメージで、ポーズ中に腰が浮かないようしましょう。 - 左足のくるぶしを持ち上げて右膝の上に置きます。
この時、左足は床と平行になるように、かかとの角度を90°に固定します。 - 同じように右足を床から持ち上げ、ゆっくり胸元へ引き寄せていきます。
- 右足と左足の間にできた空間に左手を通し、両手で右足のひざやすねをつかみます。
このとき背中が丸まっていないか、頭・背中・尾てい骨の3点が床から浮いていないかを確認してキープします。 - 足を体に引きつたままそのまま10呼吸ほどキープ、域を吸いながらゆっくり脚をほどきます。
反対側も同様に行いましょう。
針の穴のポーズの注意点
ひざを引き寄せるとき、お尻が床から離れたり、背中が丸まってしまうと効果が半減します。
ひざを引き寄せる前に、あごを引き、首の裏、背中、お尻をピッタリ床につけて、土台を安定させるのがポイント。
そこから、お尻や太ももの筋肉を伸ばすようにすると、血行が良くなり引き締め効果がアップします。
まとめ
針の穴のポーズはお尻まわりをストレッチし血行を促進する他にも、骨盤を調整する効果も期待できます。
骨盤は体の要であり、歪んでしまうことで体には様々な不調が引き起こされるためリセットが必要。
針の穴のポーズで下半身をストレッチし、体の芯から健康を保って下さい。