近年では、女性でも美と健康のためにトレーニングする人や、家でも運動する女性が増えてきました。
数あるトレーニングの中でも、ピラティスは女性に人気のあるエクササイズです。
これからピラティスを始めようと思っている人は、「道具や器具は必要なの?」といった疑問はありませんか?
いつまで続けられるかわからないから、できるだけコストを抑えたい人も多いでしょう。
そこで今回は、ピラティスで必要な道具について、インストラクターがくわしく解説します。
また、専用の器具を使って行うマシンピラティスの器具もご紹介。
家でピラティスしたい方も、習いにいきたい方も、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
マットピラティスは道具なしでもできるエクササイズ
ピラティスはマットで行うピラティスと、マシンを使って行うピラティスがあります。
マットピラティスであれば、特別な道具がなくても、筋肉を鍛えたりストレッチしたりすることが可能です。
ピラティスのスタジオやスポーツジムには、マットや必要な道具が備わっているので、ウェアがあればすぐにレッスンを受けられます。
家でピラティスをする場合はマットが必要
家でピラティスを行う際は、マットを用意しましょう。
床の上でそのままエクササイズをすると、骨に負担がかかるので、体を痛めてしまう可能性もあります。
ヨガマットを使用しても構いませんが、ピラティス専用のマットを選んでおくと安心です。
ピラティスのマットは、1.2cm〜1.5cmの厚さがあり、体に負担をかけにくくサポート力に優れています。
ピラティスで人気の道具5つ。インストラクターが解説
ピラティスのクラスで定番かつ人気のある道具を5つご紹介します。
ピラティスの効果をもっと実感したい方は、ぜひ参考にしてくださいね。
①ミニボール
ミニボールはピラティスの道具の中でも、最もよく使われます。
使用方法は様々で、ひざや足首の間に挟んで内ももの筋肉を強化したり、胸をストレッチさせたりすることが可能です。
バランスボールのように大きくないので、収納スペースの心配をする必要もありません。
②ストレッチバンド
ピラティススタジオでは、ストレッチバンドも使用頻度が高い道具です。
伸縮性のあるゴム素材でできているので、肩まわりやももの裏などのストレッチに適しています。
また、バンドが負荷となり、脚や腕などの筋肉をより効率的に鍛えることも可能です。
③マジックサークル
マジックサークルは聞き慣れない道具だと思いますが、こちらもピラティスのクラスでは多々登場します。
ミニボールと同様に、ひざや足首の間に挟んだままトレーニングすると内ももの強化ができます。
さらに手で持つと、緊張しがちな肩をリラックスできるのでピラティス初心者にもおすすめ。
④フォームローラー
フォームローラーは筋膜をほぐすために使われ、アスリートも体のケアに愛用するアイテムです。
実はこのフォームローラーは、ピラティスでも使える万能な道具。
長いタイプと短いタイプがありますが、ピラティスのエクササイズには長いタイプの方が便利です。
フォームローラーの上に寝るだけでも、姿勢が整いやすくなりますが、ピラティスを行うと体幹を強化できるメリットがあります。
⑤トーニングボール
トーニングボールは野球のボールよりやや大きめサイズの重りです。
ダンベルよりも持ち心地がよく、ウェイトとしてだけではなくバランス力のチャレンジや、ストレッチにも使えます。
とくに自重では鍛えにくい腕や肩のトレーニングに効果的です。
筋肉を効率的に鍛えるマシンピラティスの器具
マットピラティスは道具がいらないので、自宅や旅行先などでも気軽にできるのが魅力です。
一方、マシンピラティスは負荷の調整ができるので、それぞれの筋力やレベルに合わせて、効率的に鍛えられるのがメリット。
さらにマシンの補助を利用することで、筋肉を緊張させすぎずに体を動かせます。
そのため、高齢の方や妊婦の方、怪我をされている方にはマシンピラティスが最適です。
主なピラティスの器具は4つ。それぞれの特徴についてご説明します。
ピラティスマシン①リフォーマー
ピラティスのマシンと言えば、リフォーマーと言ってもいいほどピラティスでは定番の器具です。
リフォーマーについている滑車の上にはキャリッジと呼ばれるベッドがあり、エクササイズをするたびにマシンが動くのが特徴です。
スプリング(バネ)を利用することで、重さの調整が細かく設定できるので、運動に慣れていない方からダンサーやアスリートまで対応可能。
また、ストラップやフットバーなどを使用することで、100種類以上ものエクササイズを行うことができます。
ピラティスマシン②キャデラック
キャデラックはピラティスのマシンの中でも、際立って大きく存在感があります。
病院のベッドを改造したマシンのため、全身をしっかりサポートしてくれるような安定感がある器具です。
キャデラックに備えられたスプリング(バネ)付きのバーによって、体を適度にリラックスさせながら、背骨全体を柔らかく動かせます。
また、リフォーマーと違って脚や腕に引っ掛けるスプリングが独立しているので、左右の筋肉の差をチェックすることが可能です。
ピラティスマシン③バレル(アークバレル・スパインコレクター・ラダーバレル)
ピラティスマシン④チェア(スタビリティ・チェア)ピラティスファンから人気を集めるチェア。
スプリング(バネ)は4つあり、リフォーマー以上に細かい設定が可能です。
座ったまま下半身のトレーニングができることから、高齢者や妊婦の方も安心して利用できます。
チェアは体が接地する面がとても小さいので、他のマシンよりも安定感がありません。
そのため、バランス力の向上やインナーマッスルの強化にも最適です。
まとめ:ピラティスの道具を活用して、もっと運動を楽しもう!
今回はピラティスの道具についてお伝えしました。
マットピラティスは、マットさえあれば道具いらずで気軽に始められます。
より効果を実感したい場合は、ご紹介した5つのアイテムをプラスするのがおすすめ。
ピラティスの道具を使えば、エクササイズのバリエーションが増えるので飽きずに続けられるはずです。
マットピラティスもマシンピラティスも、それぞれにメリットがあるので、その人の姿勢や筋力、目的によって使い分けることが大事。
マットピラティスをされてる方は、ぜひ道具を使ってもっと運動を楽しんでくださいね!