トンボのポーズは難しい?完成させるための効果的な練習方法とは

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「トンボのポーズ」をやってみたいけど、どうやったらいいかわからないと言う方は多いのではないでしょうか。
また練習したいけど、他の効果的なポーズがあるかどうか気になる方もいると思います。

このポーズは最初は難しいですが、練習を重ねる内にだんだん上手くなっていきますよ。

この記事はそんな「トンボのポーズ」をご紹介します。

トンボのポーズはどんなポーズ?

サンスクリット語でパールシュヴァ・ブジャ・ダンダーサナ/Parsva Bhuja Dandasanaやマクシカナガーサナ/Maksikanagasana(英語名はDragonfly Pose)と言います。アームバランスのポーズになります。
パールシュヴァが側面、ブジャが腕、ダンダが杖という意味になります。
トンボのポーズは他にも英語ではHummingbird Pose(ハチドリのポーズ)やGrasshopper Pose(バッタのポーズ)とも呼ばれています。全然違う生き物の名前が同じヨガのポーズの名前なのは面白いですよね。同じポーズでも人や時代によっても色んな見え方になるのでしょうね。

日本語でいうバッタのポーズはまた別のポーズになります。こちらはサンスクリット語でシャラバーサナ/Salabhasanaと言います。シャラバはバッタという意味になりますが、英語ではLocust Poseと言い、イナゴのポーズの意味になります。別の言語になると解釈も少し変わってくるのでしょうね。ちなみにこのバッタのポーズは後屈のポーズで、床にうつ伏せになって行うポーズで背中と太ももに効果があります。ですのでトンボのポーズとは全く違ったポーズになります。
詳しくはこちらのページをご覧ください。

「トンボのポーズ」は両手を床について、腰を大きくねじり、片腕に足を乗せて、もう片足は横に伸ばすポーズになります。
上級者向けのポーズになりますが、慣れてくると見た目ほどは難しくはないポーズになりますよ。

トンボのポーズのやり方は?コツはある?

1.座って両手を身体の後ろについて、片足をもう片方の足にかけます。この時、かける方の足のくるぶしをかけられる方の足の膝付近の置くようにします。

2.その状態のまま、両手と身体ごと、片足をかけている方の足先側に持ってきて、ねじるようにします。

3.かけている方の片足を近くの片手の肘付近に置いてバランスをとり、後ろの足は真横に伸ばします。
この時、肘にかける足はできるだけ、腕の中央付近に置くとバランスが取りやすくなります。

このトンボのポーズを綺麗に行うためには体幹の強さや、股関節とお尻の柔軟性が必要となってきます。ポーズを行う前に準備運動としてお尻と股関節を伸ばすストレッチをしてあげると取り組みやすくなってきます。
このストレッチはトンボのポーズのやり方の1の時に、背筋を伸ばしてお尻を前後に軽く動かすといったもので、簡単にできるのでぜひ最初にやってみてくださいね。
手首も痛めやすいので、このストレッチと合わせて手首を軽く回しておくのもいいですね。

トンボのポーズは身体のどこに効果的?

1.内臓を活性化します。
2.手首や腕、肩、背筋、体幹、お尻の筋肉を強化します。
3.血行を促進し、自律神経を安定させます。

禁忌

腰や肩、首を痛めている方は控えた方がいいでしょう。

トンボのポーズは上級ポーズ?易しいポーズを練習しながら完成させる

冒頭でもお伝えしたように、慣れるまでは難しいポーズなので、比較的取り組みやすいポーズを練習してからの方がスムーズにポーズの完成に近づけます。
ぜひ下記のポーズも合わせて練習してみてくださいね。

聖者マツィエンドラのポーズ(サンスクリット語:アルダ・マツィエンドラーサナ/Ardha matsyendrasana)

アルダは半分という意味で、マツィエンドラはインド神話に出てくる魚の神様のこと示しています。ヨガを学んだ魚を祝うために、シヴァ神がマツィエンドラと名付けられたと言われています。英語名はHalf Lord of the Fishes Poseになります。
座って片足を立てて、もう片足は床につけます。立てている膝の方に向かって身体をねじるポーズです。
内臓を活性化し、背中や骨盤の歪みを矯正します。便秘解消、自律神経や身体のバランスも整えてくれます。
詳しくはこちらのページをご覧ください。

ねじった椅子のポーズ(サンスクリット語:パリヴリッタ・ウトゥカターサナ/Parivrtta Utkatasana)

パリヴリッタは回転した、ウトゥカタは力強いという意味です。英語名はRevolved Chair Poseになります。
直立した姿勢から、椅子に座るようにお尻を下さげ、合掌した手を足に置いて身体をねじるポースです。
内臓を活性化し、太ももやお腹を引き締めます。
詳しくはこちらのページをご覧ください。

ねじった椅子のポーズが難しい方は基本のポーズがあります。
椅子のポーズ(サンスクリット語:ウトゥカターサナ/Utkatasana)が基本になります。
膝を曲げ、腰を落とした状態をキープします。
足の強化に効果的です。
詳しくはこちらのページをご覧ください。

薪のポーズ(サンスクリット語:アグニスタンバーサナ/Agnistambhasana)

アグニは火、スタンバは支えるという意味から薪のポーズと名付けられました。インド神話では火の神のことを指していて、そこから火そのものを表すようになりました。英語名はFire Log Poseになります。
床に座り、片足を曲げ、その上に片足を乗せた胡座のような姿勢になったら手を前について背筋を伸ばし、身体を前に少し倒すポーズです。
股関節やお尻のストレッチ効果があります。また腰痛の予防や改善にも役立ちます。
詳しくはこちらのページをご覧ください。

トカゲのポーズ(サンスクリット語:ウッタン・プリスターサナ /Utthan Pristhasana)

ウッタンは伸ばす、プリスタは体の背面という意味です。英語名はLizard Poseになります。
両手から両肘までを床につき、片足を片手の外側に置き、もう片方の足はうしろに伸ばすポーズです。お尻や太もも、体幹を鍛え、股関節を柔軟にするポーズです。詳しくはこちらのページをご覧ください。

鶴のポーズ(サンスクリット語:バカーサナ/Bakasana)

バカは鶴という意味です。英語名はCrane Poseになります。
両手を床について、両足を両手に乗せて体重をかけ、足を床から浮かせるポーズです。
腹筋と体幹を鍛え、内臓を活性化して、バランス感覚を養います。
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孔雀のポーズ(サンスクリット語:マユラーサナ/Mayurasana)

マユラは孔雀という意味です。英語名はPeacock Poseになります。
両手を床につけ、両足を床から浮かし、後ろに真っ直ぐ伸ばします。
足や腕、体幹を鍛えます。
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まとめ

いかがでしたか?
トンボのポーズは上級ポーズではありますが、練習する内に出来るようになってくるので、日頃のヨガの練習で取り組みやすく、また上達すると楽しくなってくると思います。トンボのポーズの練習用のポーズも色々ありますので、日替わりで行うと気分転換にいいと思います。

この記事が「トンボのポーズ」を練習するきっかけになってもらえれば嬉しいです。