八点のポーズは、あご・胸・両ヒザ、両つま先、両手の計8ヶ所が床についた状態でとるヨガのポーズのひとつです。
簡単そうに見えて、実は奥が深いポーズのため『八点のポーズができない。』と苦手意識を持つ方が多いのも事実。
今回は、八点のポーズができない方に向けたコツを解説していきます。
手を置く位置やヒジを意識することにより、フォームが安定しぽっこりお腹が引き締まる効果もあります。
それでは詳しくみていきましょう。
目次
八点のポーズとは
八点のポーズは、サンスクリット語で『アシュタンガナマスカーラ』と呼ばれているヨガのポーズのひとつです。
下記の8か所を床につけながら、背中やお腹などを鍛えるポーズです。
- あご
- 右手
- 左手
- 胸
- 右ひざ
- 左ひざ
- 右つま先
- 左つま先
八点のポーズは、ヨガの基本となる太陽礼拝(太陽を祈る12のポーズ)の1つでもあり、ポピュラーなポーズでもあります。
八点のポーズができない原因
八点のポーズできない原因についてご説明します。
シンプルに見えて実は難しいポーズのため、初心者の方はできなくても落ち込む必要はありません。
段階を踏んで少しづつ八点のポーズに近づけていきましょう。
複雑なポーズのため途中で挫折してしまう
八点のポーズは、ヨガの中でも複雑なポーズです。
8か所で支えながら背中やお腹に力を入れなくてはならないので、筋力のない方やヨガ初心者の方には難しく感じてしまいます。
やり方は後ほど詳しくご紹介させていただきますが、八点のポーズは板のポーズの流れの延長線上でおこないます。
板のポーズとは、腕立て伏せの状態で頭頂からかかとまで一直線の姿勢をキープするポーズです。
八点のポーズができない場合は、まず板のポーズができるようになる所から始めてみましょう。
八点のポーズのメリット
八点のポーズをおこなうことで得られるメリットをお伝えしていきます。
短時間で効率よくインナーマッスルを鍛えられる
8か所で支えることで、お腹、背中、お尻、太もも、二の腕などのインナーマッスルを鍛えることができます。
部分的に行う筋トレよりも、一度に複数の場所を鍛えることができるので、短時間で効率よく鍛えることができます。
もちろん全身が鍛えられるだけではなく引き締め効果もあるので、ダイエットにも最適なポーズとも言えます。
また、内側から力を使うことで体幹も鍛えられて、バランス感覚も高まり、持久力がつけられるメリットも。
八点のポーズのやり方
八点のポーズのやり方を具体的に説明していきます。
- 四つん這いになりひざを腰幅に開く
- 骨盤を前に傾けるように坐骨を上げる
- 肩・ひじ・手首が一直線になる位置まで胸を前に移動する
- 脇を閉めてひじを曲げながら上体を床に近づける
- 手と手の間より少し前方に胸をつける
- 肩甲骨を下げて両ひじ同士を寄せる
- あごを引きおでこを床につける
- 肩が耳に近づかないように意識しましょう
- ヒジが外に開かないようにしましょう
肩・ひじ・手首が一直線になる位置まで胸を前に移動することが大切です!
お尻を後ろに引きながら胸を床に近づけると腕の力が使えないので、気をつけましょう。
八点のポーズのポイント
八点のポーズの流れをお伝えしましたが、正しいフォームで行うためのポイントをご紹介します。
慣れるまでは鏡をみながら八点の位置を確認するとフォームが取りやすくなります。
体幹を使い脇を閉める
八点のポーズはバランス感覚も必要となるので、体幹を使うことが成功へのポイントになります。
カラダの内側から支えているイメージを持つことで、体幹も上手に使えるようになります。
そして脇をしっかりと締めることで、身体のぐらつきを抑えましょう。
まとめ
八点のポーズをマスターすることで、ヨガへの自信がつくことでしょう。
自分のペースで八点のポーズをマスターして、苦手を克服しましょう。