1日たった3分のヨガで美尻を作る方法を知りたいですか?
デスクワークが続くと、下半身の筋肉、とくにお尻の筋肉が凝り固まってヒップラインが下がってしまったり、骨盤の歪みにつながります。
またお尻が冷たく硬いと中々ヒップ痩せすることが出来ません。美尻を目指すためには血行をよくしてやせやすい体を作ることが大切です。
今回は、美尻ヨガとして効果的な「薪のポーズ」についてご紹介したいと思います。
目次
薪のポーズ(アグニスタンバーサナ)とは
薪のポーズとは、ヨガのポーズの一種で主にお尻や股関節をストレッチする方法です。
薪のポーズはインドの古語であるサンスクリット語では別名アグニスタンバーサナと呼ばれます。
アグニは”火”という意味でスタンバは”支える”、アサナはヨガポーズのことを指しています。
火を支える、すなわち「薪」のポーズは両足を重ねた姿勢が、積まれた薪のようにみえることから名付けられたそうです。
名前の由来や意味を考えてヨガポーズを行うとまた違った楽しみ方がありますよね。
薪のポーズ(アグニスタンバーサナ)の効果
薪のポーズが主にお尻や股関節に効くといわれていますが、具体的にどの部位にどんな効果が期待できるのかご紹介していきます。
効果のある部位
薪のポーズで効果が期待されるのは以下の部位になります。
・股関節
・鼠径部
・臀部
・腰
股関節をほぐしてお尻を中心に血行を良くすることが期待できます。
期待できる効能
鼠径部のストレッチで冷えの改善
鼠径部にはリンパが集まっています。
デスクワークなどで長時間の座位が続くと、鼠径部のリンパの流れが停滞。
リンパの流れが悪いと下半身の冷えやむくみの原因になります。
鼠径部をストレッチすることでリンパの流れを良くすることは、冷え性の改善やむくみ予防に効果的です。
股関節の柔軟性を高める
股関節は体を支えるうえで重要な役割を担っています。歩いたり座ったり日常の基本動作に関わるのが股関節の柔軟性です。
股関節が硬いと、血行が悪く下半身がむくみやすくなったり、腰痛や膝痛・猫背の原因になってしまうといったデメリットがあります。
薪のポーズで股関節の柔軟性を高めることで怪我の防止や下半身太りの解消といった効果が期待できます。
軽い腰痛の改善
股関節と腰痛は関係しています。日常生活でうまく股関節が使えていないと、その分腰に負担がかかり腰痛の原因となってしまう場合があります。
腰痛には椎間板ヘルニア脊柱管狭窄症などが原因の場合もあるので医師の診断が重要ですが、軽い腰痛であれば薪のポーズで改善できる可能性もあります。
また腰痛の予防としても股関節を柔らかくする薪のポーズはおすすめです。
リラックス効果
ヨガのポーズは全て基本的に呼吸を整えて行うので、リラックス効果があります。
深い呼吸をすることで緊張状態をほぐすことが出来ます。
また、お尻の筋肉がほぐれて下半身の血行が良くなり体が温まると副交感神経が優位になりさらにリラックス効果が高まります。
臀部の血行改善
お尻は血行が悪いと冷えて硬くなってしまいます。特に座り仕事では一日中お尻を動かさないでいるため凝りやすく血行不良になりやすいです。
お尻が冷たい方も多いのではないでしょうか?薪のポーズは股関節とともに臀部の筋肉もほぐす効果があるので臀部の血行を良くすることが出来ます。
臀部の血行不良はヒップラインの低下や骨盤の歪みにもつながるので、しっかりほぐして血行を良くしてあげることが大切です。
骨盤の歪みを整える
薪のポーズを行うとどちらかの膝が上がりやすかったり、どちらかの姿勢がつらかったりすることで体の歪みに気付くことができます。
骨盤は知らないうちに歪んでしまっているので普段は気づきませんが、薪のポーズで自分の歪みを知れば意識して改善することが出来ますよね。
骨盤が前傾するように意識して薪のポーズを行うことで歪みを整えることが出来ます。
薪のポーズのやり方
薪のポーズの具体的なやり方について説明していきます。股関節が硬いは無理しない範囲で始めていきましょう。
薪のポーズのやり方
- まずは床の上にあぐらをかくようにして座ります。
- 右足を左足の上に載せます。右足のかかとが左ヒザの上にくるようにのせましょう。
- 両足のすねは骨盤と平行にまっすぐ重なるように意識し、両足の太ももとすねで三角形をつくるような形をとります。
- 両手を前に出して床を押し、背筋をまっすぐ伸ばしてゆっくりと息を吐いて足の付け根から前屈していきます。
- 一分間ほどこの姿勢を保ちます。
- 息を吸いながらゆっくりと体を起こします。
- 左右の足を入れ替えて同様に行います。
ポイント
すねと両足の太ももの間がきれいな三角形になるように意識する
足を曲げたときに、膝の角度が小さいと太ももとすねの間にスペースがなく、ただのあぐらのようになってしまいます。
効果的な薪のポーズを行うにはすねを骨盤と平行にして自分から見てすねと股の間に三角形ができているかを確認して行いましょう。
呼吸を繰り返しながら徐々に前屈する
体を前屈させるときは、呼吸を吐きながら少しずつ行いましょう。
息を吸いながら胸を開き、吐きながら前屈を深めましょう。
一気に前屈しようとすると腰を痛めてしまったり股関節を痛めてしまう可能性があります。
呼吸を整えながら無理のない範囲で前屈していきましょう。
背筋をまっすぐにする
前屈するときも背筋をまっすぐに保ち、骨盤が前傾するように意識して行いましょう。
お腹から丸めないようにして恥骨とお腹のスペースを長く保つように意識しましょう。
股関節や膝、腰にトラブルがある場合は行わない
股関節痛や膝痛・腰痛がある方が無理に行うと悪化させてしまう恐れがあります。
トラブルがある場合は無理に行わないようにしましょう。
薪のポーズができない場合
薪のポーズができない場合、ブランケットやタオルを補助的に使いましょう。
股関節が硬く、膝が上がってしまう場合はお尻のしたにブランケットやタオルを敷くと少し楽に前屈できるかと思います。
まとめ
今回は、股関節や鼠径部のストレッチに効く薪のポーズ(アグニスタンバーサナ)についてご紹介してきました。
初心者には膝が上がらない状態で深く前屈するのは難しいかもしれませんが、少し工夫をするだけで誰でも簡単にできるポーズなのでぜひ試してみてください。
綺麗なヒップラインを目指すには、まずはお尻の血行改善や・股関節の柔軟性を高めることが重要です。
毎日のちょっとしたストレッチの積み重ねが数年後の健康的な生活につながります。
1日たった3分だけ薪のポーズをおこなって美尻を目指しましょう!