合掌した花輪のポーズは、ぽっこりお腹の改善に効果的なヨガのポーズです。
両足を開いた状態でしゃがみ、胸の前で合掌するポーズのため、初心者でも簡単に行えます。
今回は、合掌した花輪のポーズのやり方や、効果についてご紹介いたします。
ウエストまわりをすっきりさせたい人は必見ですよ!
目次
合掌した花輪のポーズとは?
合掌した花輪のポーズとは、股関節をしっかりと開いてしゃがむポーズです。
『マーラ・アーサナ』とも呼ばれており、マーラ=花輪 アーサナ=ポーズ という意味があります。
合掌した花輪のポーズで鍛えられる部位
合掌した花輪のポーズで鍛えることの出来る筋肉をご紹介いたします。
骨盤底筋(こつばんていきん)
座った際にお尻の硬い骨が当たりますよね。その周辺の筋肉を総称して骨盤底筋と呼んでいます。
骨盤底筋はインナーマッスルの為なかなか力が入れにくく鍛えにくいため、意識的に刺激を与える必要があります。
腹直筋(ふくちょくきん)
合掌した花輪のポーズでは、お腹の正面の筋肉である腹直筋にも効果があります。
腹直筋は別名、シックスパックと呼ばれ、鍛える事でスッキリとした見た目の腹筋を手に入れる事が出来ます。
合掌した花輪のポーズの目的は?
合掌した花輪のポーズは股関節を開きしゃがむ事で、股関節や骨盤底筋を刺激し、骨盤周りの柔軟性を高める事が目的です。
また、脚を開くと痛みを感じる人はお尻の下にヨガブロックやクッションを敷いて行うと良いでしょう。
合掌した花輪のポーズのメリット
合掌した花輪のポーズは身体に様々な効果を発揮してくれます。
ぽっこりお腹の改善
冒頭でも触れましたが、合掌した花輪のポーズはぽっこりお腹の改善に効果があります!
それは、骨盤底筋を鍛える事により下垂した内臓が元に戻り、腹圧も上がる事によって腹筋が引き締まっていきます。
また、合掌した花輪のポーズは腹筋の縦の筋肉である腹直筋も鍛えてくれます。
ぽっこりお腹から、すっきり縦のラインの腹筋を手に入れる事も合掌した花輪のポーズでは夢ではありません!
ぐっすり眠れる
合掌した花輪のポーズでは、胸をしっかりと開きます。日常生活で背中が丸まった状態を元に戻す事により、呼吸が深く吸えるようになります。
また、股関節周りにはリンパが沢山流れています。空気を沢山吸い込み、刺激を与え血流を良くする事で深い眠りにつく事が可能です。
眠れない夜にリラックス効果やリフレッシュのために、合掌した花輪のポーズを行ってみてください。
合掌した花輪のポーズを行う時のコツ
合掌した花輪のポーズは、比較的簡単に行う事ができます。
しかし、なかなか鍛えにくいインナーマッスルである骨盤底筋を鍛えるポーズなので、せっかく行うのであれば効果を十分に発揮させたいですよね。
合掌した花輪のポーズを行う時の6つのコツをしっかり覚え骨盤底筋への効果を高めましょう。
①股関節を中心に柔軟を行う
股関節は、日々疲れが溜まりやすく固まっている方も多くいらっしゃいます。
合掌した花輪のポーズを行う前にウォーミングアップに股関節の柔軟性を高めておきましょう。
股関節の柔軟性を高めず、そのまま行ってしまうと痛みや故障などの原因になってしまいます。
②肩幅よりも少し足を開く
足は肩幅より腰幅程度に開いてください。
妊婦さんの場合は腰幅かそれ以上が望ましいです。
肩幅より広く開くのは、お尻や骨盤を真下に沈めるイメージで行います。
そのため、肩幅より広く開いた方が行いやすいためです。
③爪先を外に向けることで効果アップ
爪先を外に向ける事で、股関節が開きやすくなります。
股関節を開きやすくなると、しっかり腰からお尻を落とす事ができ股関節の柔軟性を高める事ができます。
④垂直に腰をおろす
合掌した花輪のポーズは、お尻や腰を垂直に沈める感覚で行ってみましょう。
腰やお尻が真下に垂直ではなく、斜めになったまま下ろしてしまうと骨盤底筋ではなく、太もものトレーニングになってしまいます。
今回は骨盤底筋へ刺激を与える事が大切なので、しっかり垂直を意識しましょう。
⑤胸をはる
胸をしっかり張る事により、背筋が伸びてくれます。腰とお尻を垂直に下ろす為には、背筋が伸びていないと出来ません。
また、胸を張る事で空気を沢山取り込めるようにもなり合掌した花輪のポーズの効果をアップさせてくれます。
胸を張る事に集中しすぎて背中を反らさないよう気をつけてください。
⑥視線は常に前
視線が上を向くと背中が反ってしまいます。
反対に視線が下を向くと背中が丸くなります。
まっすぐな背筋のまま、腰とお尻を垂直に下げるには視線は常に前を向いておきましょう。
合掌した花輪のポーズのやり方
合掌した花輪のポーズのやり方をご紹介いたします。
- 胸の前で両手を合掌させてます。
- 両足を肩幅より広く開き足の裏はしっかり地面につけて爪先は外を向けます
- 胸を張り視線は前を向いたままゆっくりと腰を垂直に下ろします
- 肘を膝の内側にあて押し合います
- そのまま5回呼吸をおこないましょう
- 息を吐きながらお尻を床につけ、身体を緩めましょう
正しいやり方で合掌した花輪のポーズを行うと、おなかまわりと股関節がじんわり温かく感じることができます。
合掌した花輪のポーズの効果をさらに高めるヒミツ
合掌した花輪のポーズに慣れた方は、より効果を高めるために一工夫してみましょう!
ひねりを加える
合掌した花輪のポーズのまま、片腕を真上にあげます。そして反対方向に背中ごとひねりを加えてください。
この時、肘と膝で押し合っていた足から肘が離れてしまうため片足がグラつきやすくなります。
しっかりと足の裏で支えてください。
ひねりを加える事で、腹筋の強化だけではなく、足の強化も一緒に行えるようになりますよ。
片足ずつ行う
合掌した花輪のポーズのまま片足にのみ力をかけてください。
片足ずつ行うことで、股関節への負荷が強まります。股関節の柔軟性も高まり怪我をしにくい身体へと変わりますよ。
まとめ
今回は、『合掌した花輪のポーズ』のやり方や効果、ポイントなどご紹介いたしました。
日々、デスクワークなどでコリ固まった股関節の柔軟性を高め、健康と美容にいいとされる骨盤底筋を鍛え理想の身体を手に入れてみませんか?